FIFAワールドカップ2026決勝戦で感じた「自分を信じる力」
FIFAワールドカップ2026の決勝戦が行われ、
スペインがアルゼンチンを1対0で破り、優勝しました。
私も早朝からテレビをつけ、試合を観戦していました。
普段は熱心なサッカーファンというわけではありませんが、
ワールドカップだけは、早起きをしてでも見たくなってしまいます。
今回の決勝戦を見ていて、何より印象に残ったのは、
両チームの落ち着きでした。
思うように得点できなくても、バタバタしない。
アディショナルタイムに入っても、延長戦になっても、
平常心を失わず、自分たちを信じて戦い続けていました。
アルゼンチンは一人少なくなってからも、
投げやりになったり、必要以上に慌てたりする様子はありませんでした。
もちろん、選手たちの内側には、勝利への闘志が燃えていたと思います。
それでも、その闘志にのみ込まれることなく、
自分たちの力を信じてプレーを続けている。
その雰囲気が画面越しにも伝わってきたからでしょうか。
決勝戦でありながら、見ている私も不思議と落ち着いて観戦することができました。
本当にすごいことですよね。
世界一を決める大舞台で、あれほど平常心を保ちながらプレーできるなんて。
選手たちは、これまでどのような経験を重ね、
どのようなトレーニングを受けてきたのだろうと、とても興味が湧きました。
フィジカルやメンタル、育ってきた環境や国民性など、
さまざまな要因があるのだと思います。
けれども、あの落ち着きは、生まれ持った才能だけではなく、
日々積み重ねてきた経験への信頼から生まれているように思いました。
決勝戦後に放映されたFIFAワールドカップ2026総集編で、
メッシ選手が語っていた言葉も印象に残りました。
「幼いころから学んできた
勝つことよりも負けることのほうが多いのだと
そのことが僕を成長させてくれている」
この言葉を聞いて、世界の頂点に立つ選手でさえ、
負けた経験を成長の糧にしてきたのだと改めて感じました。
「自分たちは、苦しい場面をこうして乗り越えてきた」
「自分たちのサッカーをすれば、きっと勝てる」
そんな積み重ねがあるからこそ、極限の状態でも、自分や仲間を信じることができるのでしょう。
これは、自己肯定感とは少し違う、「自分を信じる力」なのかもしれません。
サッカーでは、よく「個の力」と「チームの力」が大切だといわれます。
けれども、自分の力を信じられなければ、
思い切って力を発揮することはできません。
そして、仲間を信じられなければ、
チームとして一つになることもできないでしょう。
自分を信じること。
仲間を信じること。
そして、これまで積み重ねてきた経験を信じること。
その確かな土台があるからこそ、
世界一を争う舞台でも、自分たちらしく戦い続けられるのだと思います。
そのような力を育てる環境をつくることは、私たち大人の大切な役割でもあります。
子どもたちに結果だけを求めるのではなく、
挑戦したことや、失敗から立ち直ったこと、
仲間と一緒に乗り越えたことを認めていく。
そうした一つひとつの経験が、
やがて自分や仲間を信じる力につながっていくのではないでしょうか。
そして、いざというときに、
「自分なら、きっと大丈夫」
「仲間と一緒なら、乗り越えられる」
と思える力を育んでいくこと。
これからの教育に必要な、大切な一面を感じることができた決勝戦でした。












