生成AIで広がる協働学習|千葉大学との共同研究で見えてきた可能性
3月に、千葉大学教育学部 藤川大祐先生よりお声がけをいただき、
「生成AIを活用した協働的学び支援モデルと教師教育に関する実践的研究」のメンバーに加わることになりました。
この研究には、教育心理学、教育方法学(授業研究)、教育工学・ICT活用・教師教育、国語学など、
教育学部のさまざまな専門分野の先生方が参加されています。
最近、「個別最適化学習」に注目が集まっています。
一人ひとりに合わせた学びはとても大切です。
ただその一方で、
協働学習によって生まれる「考え方の広がり」にも、もっと目を向けたいと感じています。
これまで「AIAIモンキー」では、
・設問に対する自分の意見を入力
・その後、話し合い活動を実施
・他者の意見を踏まえて再度入力
という流れの中で、話し合い前後の意見の変容を可視化する取り組みを行ってきました。
子どもたちが、
「他の人の考えに触れて、自分の考えがどう変わったのか」を実感できることは、とても大きな価値があります。
今回の研究では、ここに生成AIを組み合わせ、新たな分析の可能性を探っていきます。
ただし、実現に向けては慎重に考えるべき課題もあります。
・使用する生成AIの選定
・学校環境における利用制約
・生成AIの精度や表現の適切性
・教師の判断を支える提示方法
・トークン数とコストの試算
どれも、教育現場で活用するうえでは避けて通れないポイントです。
藤川大祐先生とは、これまでにも研究の機会をいただき、
教育学部附属中学校や小学校で実証授業を行ってきました。
現場での子どもたちの活動の様子や、先生方から直接ご意見をいただきながら、
少しずつ形にしてきた取り組みです。
これから目指したいのは、
・現場で安心・安全に使えること
・協働知の創出を支えること
その両方を実現する、生成AIパートナーのような存在です。
子どもたちの学びは、
一人で深めるだけでなく、誰かと関わることで大きく広がっていきます。
生成AIが、その「つなぎ役」としてどんな可能性を持てるのか。
これからの研究を通して、丁寧に形にしていきたいと思っています。












